コラム

第165回

LINE WORKSで文字起こしする方法|場面別の使い分けと利用時間の注意点

LINE WORKSで文字起こしする方法|場面別の使い分けと利用時間の注意点LINE WORKSで文字起こしする方法|場面別の使い分けと利用時間の注意点

会議の議事録づくりや現場とのやり取りの記録を、普段使っているLINE WORKSで済ませられたら、と感じている方も多いのではないでしょうか。

LINE WORKSで文字起こしができる場面は、大きく2つあります。会議や通話を記録して文字にするなら「LINE WORKS AiNote(エーアイノート)」、現場の声をトークに文字で残すなら「LINE WORKSラジャー」です。

利用したい場面に合わせて使い分ければ、記録にかかる手間が減り、業務の効率化につながります。

本記事では、対面の会議・Web会議・電話・現場という場面別の使い方と、つまずきやすい利用時間の仕組み、文字起こしの精度を上げるコツを解説します。導入前の検討や社内の運用ルールづくりにお役立てください。

LINE WORKSで文字起こしはできる?

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LINE WORKSで音声を文字にする手段には、「LINE WORKS AiNote」と「LINE WORKSラジャー」があります。

会議や通話を記録して文字にしたいなら、「LINE WORKS AiNote」が適しています。録音した音声を自動で文字起こしするだけでなく、有料プランではAI要約やノートの共有まで可能です。

一方、現場の声をトークに文字で残したいなら、「LINE WORKSラジャー」が向いています。スマートフォンをトランシーバーのように使えるアプリで、ボタンを押して話すだけで、その声がLINE WORKSのトークに文字で届く仕組みです。

ただし、AiNoteとラジャーは、LINE WORKSとは別に契約するサービスです。どちらにも無料のプランがありますが、AiNoteは月300分・1回60分まで、ラジャーは会話が40分で切断されるなど、利用には制限があります。本格的に業務で使う場合は、有料プランを検討するとよいでしょう。

LINE WORKS AiNoteやラジャーの機能や料金をまとめて知りたい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。

関連記事:LINE WORKS AiNote完全ガイド|文字起こしの使い方・料金・安全性を解説
関連記事:【最新版】LINE WORKSラジャーとは?機能・料金・導入メリットを徹底解説

会議・通話・電話・現場別|LINE WORKSで文字起こしする方法

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会議を録音して文字に残しておくと、議事録づくりの負担が軽くなるだけでなく、「言った・言わない」の食い違いを防ぐ記録にもなります。会議に参加できなかったメンバーへの共有にも役立つでしょう。

ここでは、AiNoteとラジャーを使った文字起こしの方法を、よくある4つの場面ごとに見ていきます。

対面の会議や打ち合わせを記録したい

会議室での打ち合わせなら、AiNoteのスマートフォンアプリかPCで録音を始めれば記録できます。PCで録音する場合は、PCにマイクを接続し、ブラウザでAiNoteのマイク使用を許可しておく必要があります。

録音を終えると自動で文字起こしが進むため、会議のあとに録音を聞き直し、一からメモを起こす作業を減らせるでしょう。

録音中は、話の要所にブックマーク(目印)を付けたり、メモを残したりできます。たとえば決定事項が出た場面でブックマークを付けておけば、あとで議事録をまとめるときに該当箇所へすぐ戻れます。認識する言語も、録音中に設定が可能です。

音声をきれいに拾うには、スマートフォンやPCを話し手のできるだけ近くに置くことが大切です。たとえば、人数の多い会議では机の中央に置くなど、全員の声が届きやすい位置を選びましょう。

参考:公式ヘルプ|ブックマークの追加
参考:公式ヘルプ|メモの追加

LINE WORKSのビデオ通話やWeb会議を記録したい

PCのマイクで録音する方法では、ブラウザで流れる会議の音声は拾えません。そのため、オンライン会議の場合は、AiNoteの「Web会議の録音」機能を使います。会議のリンクを入力するだけでAiNoteが録音し、文字起こしだけでなく、AI要約やノートの共有までまとめて行えます。

対応しているWeb会議ツールは、LINE WORKSのビデオ通話のほか、Zoom、Microsoft Teams、Webex、Google Meetです。

なお、Web会議の録音は、企業向けプランならすべてのプランで使えます。ただし、個人向けプランの場合はフリープランでは使えない機能のため、利用する場合は有償のソロプランへの変更を検討しましょう。

参考:公式ヘルプ|「Web会議の録音」機能はどのWeb会議ツールに対応していますか?

取引先との電話や、手元の録音データを文字にしたい

すでに録音した音声は、AiNoteにファイルをアップロードすれば、同じように文字起こしできます。取引先との電話、社内研修やセミナーの録音の内容など、録音したファイルを使えば議事録にまとめられ、社内共有までスムーズに進められるでしょう。

ただし、1回にアップロードできるファイルの長さは、プランによって上限があります。それを超えるファイルは、分けてアップロードする必要があります。

対応しているファイル形式は、m4a、mp3、aac、amr、wavです。動画ファイル(mp4など)は対応形式に入っていないため、Web会議の録画をそのままアップロードすることはできません。

参考:公式ヘルプ|利用できる音声ファイル形式を知りたいです

現場の音声をそのままトークに残したい

店舗や工場、建設現場など、手がふさがりがちな現場の情報共有には、LINE WORKSラジャーが役立ちます。ラジャーで話すと、その声が連携したLINE WORKSのトークルームにテキストで届くのが特長です。

オフィス側からトークにテキストを送れば、現場では音声で読み上げられます。現場のスタッフは手を止めずに声でやり取りでき、オフィス側はキーボードで返信できるため、双方にとって無理のない連絡が可能です。さらに、やり取りは文字で残るため、あとから指示の内容を確認したいときにも役立ちます。

ただし、テキストと音声を相互に変換する機能は、ラジャーアドバンストプランでのみ利用できます。導入を検討する際は、ライセンスの条件も事前に確認しておきましょう。

参考:LINE WORKSラジャー

LINE WORKSで文字起こしできる時間の目安

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LINE WORKSで文字起こしに使えるAiNoteとラジャーは、どちらも契約するプランによって使える範囲が決まっています。

それぞれの目安は、以下のとおりです。

LINE WORKS AiNoteの場合

AiNoteでは、プランごとに1か月に文字起こしできる時間(共有文字起こし時間)と、利用人数が決まっています。

【AiNoteのプラン別 文字起こし時間】

区分プラン月間の文字起こし時間利用人数時間の追加購入
個人向けフリー300分(5時間)最大30人不可
個人向けソロ600分(10時間)1人可
企業向けチーム6,000分(100時間)無制限可
企業向けビジネス18,000分(300時間)無制限可
企業向けエンタープライズ60,000分(1,000時間)無制限可

※2026年9月時点の公式情報に基づきます。

参考:LINE WORKS AiNoteの料金プランを徹底解説!プラン選びシミュレーションも

なお、企業向けプランでは、この月間の時間をメンバー全員で共有します。部署ごとではなく、会社全体で1か月にどのくらい文字起こしを使うかを目安に、プランを選ぶとよいでしょう。

LINE WORKSラジャーの場合

ラジャーは、AiNoteのように月ごとの時間が決まっているのではなく、会話できる時間と使える機能がプランによって異なります。

無償のフリープランでは会話が接続から40分で切断され、有償のスタンダードとアドバンストプランでは会話時間に制限はありません。ただし、声をテキストにする文字起こし機能は、アドバンストプランでのみ利用できます。

文字起こし機能を試したい場合は、有償プランのすべての機能を30日間無償で使えるトライアルがあります。現場とのやりとりの範囲や利用頻度に合わせて、プランを選びましょう。

次章以降では、AiNoteで行う文字起こしについて、さらにくわしく解説します。

LINE WORKS AiNoteで文字起こしする際の3つの注意点

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AiNoteを使い始めると、「思ったより文字起こしできない」と感じる場面があります。

ここでは、利用時間にかかわる3つの注意点を紹介します。

使わなかった時間は翌月に持ち越せない

AiNoteの文字起こし時間は、毎月1日にリセットされます。その月に使い切れなかった時間があっても、翌月には繰り越せません。これは個人向けプランだけでなく、全員で時間を共有する企業向けプランでも同じです。

そのため、文字起こしの時間は「月単位」で必要な時間を考えるのがおすすめです。月に何回、どのくらいの長さの会議を記録するのかを見積もっておくと、プラン選びや追加購入の判断がしやすくなるでしょう。

長い会議は1回で録音しきれないことがある

月間の時間とは別に、1回あたりの録音時間にも上限があります。フリープランは1回60分までで、有償プランはそれより長く、プランによって最大360分まで録音が可能です。

上限に達すると、録音はその時点で終了します。フリープランで90分の会議を1本で録音しようとすると、後半の30分は記録されません。また、上限を超える長さの音声ファイルはアップロードもできないため、録音済みのデータを使う場合も注意が必要です。

長い会議を記録するときは、録音を区切っておくと、会議の途中で録音が止まる心配を減らせるでしょう。

利用時間を使い切ったら、プラン変更か追加購入が必要

月間の時間を使い切った状態でも、録音そのものはできます。ただし、文字起こしはされません。「会議を録音したのに文字になっていなかった」という事態を避けるためにも、残り時間のこまめな確認が大切です。

なお、時間が足りなくなったときの対応は、プランによって異なります。

フリープランは時間を追加購入できないため、翌月のリセットを待つか、有料プランへの切り替えが必要です。一方、有料プランでは100分単位で時間を追加購入でき、あわせてAI要約(文字起こしの結果をAIが要約する機能)の利用回数も2回増えます。

企業向けプランは全員で時間を共有するため、一部の会議で使い切ると、ほかのメンバーも文字起こしできなくなります。どの会議を記録するのか、1回あたりの目安時間をどうするのかを、あらかじめ社内ルールとして決めておくことが大切です。

LINE WORKS AiNoteの文字起こし精度を上げる3つのポイント

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文字起こしの結果は、設定や使い方しだいで変わります。

ここでは、AiNoteの精度を上げるために押さえておきたい3つのポイントを紹介します。

専門用語や社名は「よく使う単語」に登録する

社名や商品名、業界の専門用語が正しく変換されないときは、「よく使う単語」への登録が効果的です。登録した単語を含む発話は認識されやすくなり、文字起こし後に修正する手間を減らせます。

登録の方法は2通りあり、管理者が登録した単語はメンバー全員に共通で適用され、メンバーが個別に登録した単語は本人にのみ適用されます。社名や全社で使う用語は管理者がまとめて登録し、部署ごとの専門用語は各自で登録する、といった使い分けがしやすいでしょう。

会議中の言語にあわせて「対象言語」を設定する

「日本語の会議なのに正しく文字起こしされない」ときは、対象言語の設定を確認しましょう。AiNoteは、設定した言語で音声を文字に変換します。対象言語が英語のままだと、日本語の会議は正しく変換されません。

選べる対象言語は、日本語、英語、韓国語、中国語(簡体)、中国語(繁体)の5つです。対象言語は録音中に変更できるほか、音声ファイルをアップロードするときにも設定できます。

ただし、アップロードが済んだノートは、あとから対象言語を変えられません。録音やアップロードの前に言語の設定を確認する流れを、会議準備の手順として決めておくと安心です。

発言者もあわせて記録するには「自動話者認識」を利用する(企業向けのみ)

議事録では、「誰が何を話したか」が重要になる場面が少なくありません。AiNoteの自動話者認識を使うと、発言者が名前で自動表示されるため、録音を聞き返して発言者を確かめる手間を減らせます。

この機能は、企業向けプラン(チーム・ビジネス・エンタープライズ)でのみ利用できます。個人向けのフリープランやソロプランでは使えないため、発言者まで記録したい場合は、企業向けプランを検討するとよいでしょう。

LINE WORKSの文字起こしで、議事録づくりと現場の記録を効率化しよう

LINE WORKSで文字起こしをするなら、会議や通話の記録はAiNote、現場の声をトークに残すならラジャーと、場面に合わせて使い分けることがポイントです。

AiNoteは1か月に文字起こしできる時間、ラジャーは会話できる時間と使える機能が、プランによって異なります。どの場面で、どのくらい文字起こしを使うのかを見極めたうえで、それぞれに合ったプランを選ぶことが大切です。

利用する部署や会議が多いなど、プラン選びや運用ルールづくりに迷う場合は、導入を支援する代理店に相談するのもひとつの方法です。

サテライトオフィスは、8万社以上の導入実績を持つLINE WORKS Platinumパートナーとして、AiNoteとラジャーのどちらのご相談にも対応しています。

LINE WORKS本体や、LINE WORKSをより使いやすくする独自のアドオンも取り扱っているため、社内の連絡や記録をLINE WORKSにまとめたい場合も、ひとつの窓口で相談が可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。

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