導入校:日産・自動車大学校 様
全国に5校を擁し、「技術の日産」の最先端技術が学べる日産・自動車大学校。2013年にいち早くGoogle Apps(現Google Workspace for Education)を導入した後、教職員から全学生に利用を拡大。現在はChromebook とGoogle Workspace for Education Fundamentalsを活用してインタラクティブな授業を行っている。
まず、貴校の概要・特長について教えてください
日産・自動車大学校には6つの強みを持っています。
1.メーカー校ならではの設備と環境
広い実習場や豊富な実習車、カーエンジニアになるための多彩なコースを提供。日産独自開発の教育ツールを活用した授業や最新の「電気自動車(EV)」を使った実習などを通じてクルマの最先端を学ぶことができます。2.全国に5校
- ・栃木校には日産DNAが息づく最高の学習・生活環境があります。NISSAN栃木工場に隣接した立地。北関東随一の広大な実習場を備え、休日もクルマを中心とする生活を送ることができます。
- ・横浜校は「技術の日産」の最先端技術が学べるNISSAN直営校です。広くて快適な実習場、最新技術を搭載した豊富な実習車、日産施設を活用した授業など、NISSANの直営校ならではの環境で学べます。
- ・愛知校は多彩なコースを取りそろえたカーエンジニアの総合校です。車を学ぶ最高の環境と設備。将来、車のスペシャリストとして様々な職種で活躍できる学習環境があります。
- ・京都校は日本最大級の実習設備を誇る、プロのメカニックを育てる総合校です。広大な実習場や、豊富な実習車に加えて、クルマのボディリペアやカスタマイズの技術を学べる環境も整えています。
- ・愛媛校は最先端の設備と実習環境でクルマを学ぶことができます。カーエンジニアに不可欠な最新の設備・機能を備えた実習棟と校舎棟では快適な環境で、最新の技術を習得できます。

3.SUPER GT、SUPER耐久に参戦
学生がレースに参戦するという生きたプログラムを通じて、整備技術やノウハウに加え、「何事にもチャレンジする気持ち」、「チームワークや信頼の大切さ」「おもてなしや感謝の心」など社会で活躍できるホンモノの人間力を磨きます。4.在学中に日産資格を取得可能
最先端の現場で使用されている最新の整備機器の取扱いや、日産資格を在学中に取得。就職後の早期キャリアアップへの道を拓きます。5.国家資格取得を徹底サポート
国家資格合格率は全国トップクラスです。全国にある日産5校が連携し、「国家試験対策チーム」を設置。分かりやすい授業と一人ひとりに応じた丁寧なサポートで安心して国家資格取得に取組むことができます。6.クルマを仕事にする就職率100%を実現
日産自動車関連企業や大手自動車関連企業などブランド企業への就職をクラス担任、就職指導スタッフ、学校本部の三者が密接に連携して支援します。全国の日産販売会社でインターンシップが体験でき、進路に関係した職業体験を実施しています。
Google Workspace for Educationを導入したきっかけは?
2013年にGoogle Apps(現Google Workspace for Education)の利用を開始しました。当時はメールシステムの更新を検討中でしたが、「オンプレミスではなくクラウドを利用して構築したい」、「掲示板やフォルダ機能を利用したい」と課題解が浮き彫りになり、その解決策としてGoogle Appsを導入することになったのです。
Google Workspace for Education を用いて構築したシステムは?その概要、現在の運用状況について教えてください。
導入プランは、Google Workspace for Education Fundamentalsです。メールの利用に加え、学内教職員向けのサイト構築を行い、情報共有に役立てています。またいち早く学外で業務を行う職員向けにChromebookを用いたリモートアクセスを導入し、利便性を高めました。
2022年からは学生用アカウントをサブドメインとして構築するとともにClassroomを使ってChromebookを用いた授業を開始しました。
導入決定から、本格運用開始までの期間は?
Google Workspace for Educationの情報収集をした上で、2013年2月にベンダーから提案を受け、その後、10月には利用開始しました。約8か月間という短期間で運用開始することができました。
担当者、教職員側として、Google Workspace for Educationを導入してよかったと思ったことは?授業や業務に変化はありましたか?
授業ではClassroomを活用しています。学生に資料を電子提供することで学生側は資料の確認が容易になったほか、インタラクティブな授業展開が可能になり学生の理解向上の一助になっていると感じています。また、教員側は資料印刷等の工数が削減されるなど校務の効率化に貢献しています。
校内、生徒からの評価・評判について。Google Workspace for Educationを活用した各種システムの使い勝手などの評価はいかがですか?
当初は、PC操作への不安など学生側の受け止めが心配でしたが、問題なく操作できる学生が大半でした。Classroomで提供した課題などにもスムーズに取り組んでおり、レポートが書きやすくなったとの声もあります。
導入後の運用面で、何か気を付けている点があれば教えて下さい。
学生のアカウント管理を行うようになったことから、入学、卒業、休学など各学校のOA担当と連携しながら、迅速な維持管理を心がけています。
今後、Google Workspace for Educationに関連するサービスを追加、新規導入される予定は?
サテライトオフィスのSSOやポータルサイトの利用を追加しましたが、これ以外ではAIの研究が必要だと思っています。 また、今後、デジタルネイティブな学生が多くなることが予想されることから、レポートの独自性を検証するなど、教員側で確認する手法の検討も必要だと感じています。
今後、導入する学校・教育機関へのアドバイスがあれば教えて下さい。
Google Workspace for Educationに関する運用の専任担当者を置くことが重要だと思います。
基本データ
- ●創立 1983年2月
- ●学生数:1,728人(2024年4月1日時点)
- ●所在地:栃木県河内郡上三川町大字上郷字南西原2120番地
- ●導入アカウント数:3,437アカウント(内 Active:2,720アカウント)
- ●URL:https://www.nissan-gakuen.ac.jp/
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