関東学院六浦小学校 様

導入校:関東学院六浦小学校 様

一人ひとりの賜物を大切にして、未来につながるちからをはぐくむ。関東学院六浦小学校は「六浦小モデル」による主体的で創造的な教育を推進している。
その一環として、iPadとJamfを導入するとともに Google Workspace for Educationの各種システムを活用して「主体的で創造的な教育」の基盤となる学力、コミュニケーション力、集中力、実行力が養われるように、その運用に工夫を凝らしている。

iPad
Jamf
関東学院六浦小学校 様
貴学の概要・特長について教えてください

関東学院六浦小学校は、こども園から大学・大学院までを擁する総合学園「学校法人・関東学院」が設置する小学校です。
目指しているのは「共生・共創の心を持つ児童を育むこと」です。キリスト教の精神を土台として、子どもたち一人ひとりがかけがえのない存在として愛されていることを知り、自分自身と隣人を愛することの大切さを知る。「社会や他者に奉仕する心」、「平和を創り出す心」を育む。さらにはその実現のため、「喜びを分かち合う心」の育成を掲げています。
一人ひとりの賜物を大切にして、未来につながるちからをはぐくむ。六浦小モデルによる主体的で創造的な教育を推進するとともに、その基盤となる学力、コミュニケーション力、集中力、実行力が養われるように、様々なシーンに工夫を凝らしています。
iPadをこれからの時代に生きる児童の文房具とするために、学年別、スキル別に管理・運用しています。

iPadとJamfを導入したきっかけは?

iPadは、児童が直感的に使えることや持ち運びのしやすさ、加えて、家庭でも使っている児童が多かったことが導入の決め手になりました。
そして、全児童一律で同じ制限をかけるのではなく、児童のレベル(スキルの習熟度)に応じて制限を変更したいという考えがありましたが、Jamfは一度設定を作成してしまえば、複雑な操作は必要なく、制限をかけたり、はずしたりすることが容易でした。また、電源を入れて初期設定だけでJamfと自動連携でき、特別な設定を必要としません。さらに、PC(MAC・Windows)、iPad、iPhoneからも操作可能で、学校外で急な対応を求められても対応できるため、管理の利便性が高いのも魅力です。

Jamf を用いて構築したシステムの概要、現在の運用状況について教えてください。

児童のレベルごとに、使える機能やアプリの配置を変更しているほか、使用できるアプリの表示・非表示を設定しています。具体的には、学校が承認したアプリだけが表示されるカタログ(アプリ)「self-service」を使用してアプリを児童に配信しています。児童は、この中から必要なアプリをインストールし学習しています。
jamfParent は保護者が子供のデバイスのアプリやデバイスの機能を制限したり、許可したりすることができる機能ですが、児童が学校で使っている時間帯(平日8時から16時)には保護者は制限ができない運用をしています。

Jamfの導入時に悩んだ点、苦労した点があれば教えて下さい。

今は、サポートも簡単に受けられ、使い勝手もよくなりましたが、導入当初は、日本語にあまり対応しておらず英語で苦労をしました。操作資料等も少なかったです。また、制限の設定を複数作るため、iPadを複数台用意して事前に確認する作業が大変でした。Jamfを操作できる管理者をどう育成していくかも課題です。

担当者、教職員側として、Jamfを導入してよかったと思ったことは?

児童および教員が使用するiPad全数を一括で管理できるのは助かっています。Jamfに関連したアプリを使用することで、端末の名前をCSVで変更できるのも便利です。また、self-serviceで配信するアプリはリスト化され、児童が自由に選ぶことができます。児童も使いやすいと感じているようです。

関東学院六浦小学校 様
Google Workspace for Educationを活用した各種システムの使い勝手などの評価はいかがですか?

以前は、書記担当の教員が会議後に議事録をまとめていましたが、現在は、会議をしながら同時に複数人で入力、編集できるため、作業効率が向上しました。チャット等を使い、一度に複数人と情報をやり取りできるのも便利です。また、紙の手紙や連絡帳をやめてClassroomでの配信としたので、帰りの時間を有効に使え、欠席児童にも手紙や宿題を配信できるので助かっています。さらに、教員同士はChatを使い、一度に複数の教員と情報共有が行えるので、効率的にコミュニケーションをとることができるようになりました。一方、一部のGoogleのアプリは、PC版でできることがiPadアプリではできないことがあり、使いたいことが制限されます。ここは改善を期待しています。

導入後の運用面で、何か気を付けている点があれば教えて下さい。

Jamf上で通知が出るので忘れにくくはなっていますが、年次更新のため、更新期限を過ぎると新たな手続きが必要となります。この手続きに時間がとられることのないよう気を付けています。
また、誰がJamfを操作するのかという管理者の選定も重要です。教職員全員が操作できる学校もありますが、管理上、人数は絞ったほうが運用しやすいと思います。本校は1名ですが、2、3名いたほうがベターであると感じます。
構成プロファイルの更新のタイミングにも注意しています。全員に関係する更新は、授業中ではなく、放課後に行うようにしています。それ以外は、新規の該当者のみを選択できるので、そちらを使って対応をしている状況です。

  • ICTスキルの習熟度レベルに応じた壁紙が表示される。児童の励みになる。ICTスキルの習熟度レベルに応じた壁紙が表示される。児童の励みになる。
今後、Jamfに関連するサービスを追加、新規導入する予定は?

Jamf Safe Internetを検討したいと考えています。簡単なフィルタリングはしていますが、しっかりとしたフィルタリングが必要だと感じています。

今後、導入する学校・教育機関へのアドバイスがあれば教えて下さい。

iPadを使用しているのであれば、Jamfで管理するのが運用しやすいと思います。日本語の対応やサポートも充実してきているので、使いやすくなっています。jamfParentを使用することによって、学校側だけではなく、保護者側も制限がかけられるので、保護者の心配も取り除けます。保護者と一緒に児童のiPadの活用を進めることができます。

基本データ
  • ●創立:1949年
  • ●児童数:248名
  • ●所在地:神奈川県横浜市金沢区六浦東 1-50-1
  • ●導入アカウント数:333(一部、他社導入分を含む)
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