第160回


「Google Antigravityを無料でどこまで試せるか知りたい」「有料プランに切り替えるタイミングは?」とお悩みではありませんか?
Google Antigravityの料金プランには無料枠が備わっており、基本機能を試せます。ただし、企業で本格的に運用する場合には、自社の利用規模や用途に適したプラン選択が欠かせません。
本記事では、料金プランや無料枠の範囲、他ツールとの料金比較、企業導入時の注意点を徹底解説します。料金や管理面の疑問を整理し、自社に適した導入方法を検討するための情報を紹介します。

Google Antigravityは、エンジニアの作業負担を支援する自律型AIエージェントによる開発環境です。コード自動補完にとどまらず、開発・テスト・環境構築の一連プロセスをAIが自律遂行するツールとして注目を集めています。
Google Antigravityでは、GoogleのGemini 3.1 ProやGemini 3.8 Flash、Gemini 3.7 Flash、Gemini 3.6 Flashなどのモデルを利用できます。プランによってはClaudeやGPT-OSSなどのモデルも利用可能です。
従来のTabキーによる「コード補完」を超え、開発者が指示を与えるだけで、ファイルの新規作成・改修、ターミナルでのコマンド実行、エラーログの検知、そして修正テストまでをAIエージェントが実行します。
これにより、エンジニアはデバッグや定型コードの作成作業から解放され、より本質的な設計に集中できます。
エンジニアの作業環境に寄り添うマルチインターフェース設計が特徴です。
デスクトップアプリ版(Antigravity 2.0)をはじめ、既存IDEの拡張機能、CLI(ターミナル環境)、Python向けSDKなど多角的に展開されています。
また、AIが勝手にコードを変更して暴走しないよう、タスク実行計画や変更差分をアーティファクトとして提示し、人間が最終確認・承認できるよう設計されています。
ChatGPTやGitHub Copilotなどの従来ツールでは、「コード作成を頼む→出力をコピー&ペーストする→エラーが出たら再度AIに尋ねる」という人間主体の手動往復が必須でした。
一方で、Antigravityは「〇〇の機能を実装し、テストを通過させて」 と大まかな指示を出すだけで、エージェントがサンドボックス内で自らコードを書き換え、ビルドを回し、バグを潰すところまでを自律的に遂行します。

Google Antigravityの料金構造は、個人向けの定額プランと、企業向けにGoogle Cloudの消費量ベースで利用する方法があります。
Google Antigravityには、個人向けのGoogleアカウントで利用できる無料のIndividualプランがあります。クレジットカードの登録なしで始められるため、企業導入前に基本的な操作感やAIエージェントの機能を検証できます。
無料プランでも主要な機能や複数のAIモデルを利用できますが、エージェントの利用量には週次のクォータ(利用上限)が設定されています。なお、Tab補完やCommandリクエストは無制限で利用できます。
個人向けの有料プランは、プランごとにAntigravityの利用上限が設定されています。無料のIndividualプランよりも大きな利用枠が用意されていますが、利用量には上限があります。
海外の対象地域では、利用上限を超えた場合にAIクレジットを購入して追加利用できます。しかし、日本ではAIクレジットの購入はできません。(2026年9月時点)そのため、個人向けプランで利用する場合は、利用上限を考慮しなければなりません。
企業でAntigravityを導入する場合は、Organizationプランも選択肢のひとつです。Organizationは、Google Cloud ProjectとAPIを接続して消費量ベースで利用できるほか、Gemini Enterpriseのライセンスを利用した管理にも対応しています。
導入前の機能検証には個人向けの無料プランを利用し、本格的に運用する際は、Organizationを含めた企業向けの利用環境を検討するとよいでしょう。
参照:Google AI クレジットを購入する - Google One ヘルプ
Antigravityを企業で利用する場合は、導入前の機能検証に個人向けの無料プランを利用する方法と、企業向けのOrganizationを利用する方法を分けて考える必要があります。
| プラン名 | 月額料金(目安) | 概要・おすすめの利用シーン |
|---|---|---|
| Individual | 無料 | 導入前の機能検証や個人での試用向けエージェント利用には週次の利用上限あり |
| Google AI Pro | 月額2,900円 | 個人向け有料プラン。Cursor等と同価格帯で実務自動化に推奨 |
| Google AI Ultra | 月額14,500円〜 | 個人向け有料プランエージェントを高頻度で回す開発者向け |
| Organization | 要問い合わせ | 企業向け。Google CloudやGemini Enterpriseと連携して利用・管理 |
※2026年9月時点の情報です。料金や利用上限、提供地域などは変更される場合があります。
参照:Google AI のプラン
個人向けのGoogle AI Plus・Pro・Ultraは、Antigravityの利用枠がそれぞれ異なります。特に開発作業で継続的に利用する場合は、各プランの利用上限を確認したうえで選択することが重要です。

Google AntigravityのIndividualプランは、主要なAIモデルや基本的なエージェント機能を試せます。一方で、エージェントの利用量には週次のレート制限があるため注意が必要です。
無料のIndividualプランでも複数のAIモデルを利用でき、Tab補完やCommand requestsは無制限です。また、Scheduled TasksやCLIなど、Antigravityの各種機能にもアクセスできます。(※一部機能は有料プラン向けに提供されています)
具体的な検証作業としては、以下のような用途が考えられます。
ただし、エージェントによる作業量には週次のレート制限があり、タスクの内容によって消費量が異なります。単純なタスクは比較的少ないクォータで実行できますが、複雑な推論や大規模な作業では多くのクォータを消費する場合があります。
無料のIndividualプランでは、エージェントの利用量に週次のレート制限があります。利用上限に達した場合は、利用可能になるまで待たなければなりません。
個人で継続的に開発する場合は、より大きな利用枠が用意されたGoogle AI Pro・Ultraを検討し、企業で本格運用する場合はOrganizationを含めた企業向けの利用環境を検討するとよいでしょう。

Google Antigravityを導入する際によく比較・検討されるツールとの違いについて解説します。
【競合AIツール比較表】
| 比較項目 | Google Antigravity | Cursor | Claude Code | GitHub Copilot |
|---|---|---|---|---|
| 主な特徴 | AIエージェントによる開発 | AIエージェントによる開発 | ターミナル中心のAI開発 | コード補完・AIエージェント |
| 無料プラン | あり (Individual) | あり (Hobby) | なし | あり (Copilot Free ) |
| 個人向け料金 | Google AI Pro:月額2,900円Google AI Ultra:月額14,500円 | Pro:月額20ドル | Pro:月額18ドル〜Max:月額110ドル〜 | Pro:月額10ドル〜Pro+:月額39ドル〜 |
| 企業向け料金 | Organization:要問い合わせ | Teams:月額40ドル/ユーザーカスタム:要問い合わせ | Team:月額22ドル〜Enterprise:要問い合わせ | Business:月額19ドル/ユーザーEnterprise:月額39ドル/ユーザー |
| 追加料金 | 個人向けは日本ではAIクレジット購入不可 | 超過利用は従量課金 | 追加利用は従量課金 | AIクレジットの追加購入が可能 |
| 利用制限 | 週次のレート制限 | プランごとに上限あり | プランごとに上限あり | AIクレジットの月間上限あり |
| 企業向け管理・セキュリティ | Google Cloudで一元管理・セキュリティ対応 | チーム管理・SSO・データガバナンス | SSO・SCIM・監査ログ・セキュリティ対応 | 組織管理・ポリシー設定・監査ログ |
※2026年9月時点の情報です。
参照:Google Antigravity - 価格設定
Cursor ・ 料金プラン
Plans & Pricing | Claude by Anthropic
GitHub Copilot ・ プランおよび価格
料金だけでなく、利用上限やエージェント機能、企業向けの管理・セキュリティ機能など、
自社の開発環境や運用目的に合ったツールを選定することが成功の鍵です。

Google Antigravityは劇的な開発効率化をもたらしますが、組織全体へ安全に展開するためには、セキュリティ・コスト・システム整合性の運用上の注意点を把握しておく必要があります。
社員が個人のGoogleアカウントや無料枠のまま業務コードを入力・運用してしまうシャドーITには警戒が必要です。
社員が個人のGoogleアカウントで業務コードや社内情報を扱うと、企業側でアクセス権限や利用状況を一元管理しにくくなる可能性があります。
また、アクセス権限や利用状況が情シス部門の管理外となるため、退職者による不正アクセスや不正利用を防げなくなる懸念が生じます。
有料プランでも、エージェントを集中的に利用するとプランごとの利用上限に達し、作業を継続できなくなる場合があります。
現在日本では、AIクレジットの購入ができないため、利用制限に達した場合は次のリセットを待つしかありません。
そのため企業で導入する際は、利用量や料金体系を確認し、組織として適切な利用環境や予算管理の方法を検討することが重要です。
Antigravityは指示に基づき、ファイルの改変やターミナルでのコマンド実行、パッケージの導入までを自動で行う強力な権限を持ちます。
しかし、社内の既存アクセス権限やCI/CDパイプライン、あるいは本番環境のビルド・デプロイルールを十分に確認せずに稼働させると、AIが意図しないコード修正を行ったり環境の競合エラーを引き起こす恐れがあります。
使用前に、エージェントが動作するサンドボックス領域を明確に制御し、既存の開発プロセスと整合性を取った設計が不可欠です。

Google Antigravityをはじめとする高度なAI環境を企業へ安全に展開するためには、ガバナンス構築や管理体制の整備が欠かせません。サテライトオフィスでは、企業の円滑な導入と運用定着に向けて以下のサポートを提供しています。
Google Workspaceや生成AIソリューションにおいて8万社以上の豊富な導入実績を持つサテライトオフィスが、企業の安全なAI活用を強力にサポートいたします。
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Google Antigravityの料金や運用方法に関して、企業担当者様から多く寄せられる質問とその回答をまとめました。
A.いいえ、Google Workspaceの契約とGoogle AIプランは別の契約体系です。
ただし、Google AI ProやGoogle AI UltraにはGoogle Antigravityの利用枠が含まれています。そのため、「Google Workspaceを契約している=Antigravityの有料利用枠も付いている」とは限りません。利用しているGoogle AIプランと契約形態を確認してください。
A.はい、契約後もダウングレードや解約が可能です。
有料プランを解約した場合でも、現在の請求期間(契約更新日)が終わるまでは有料機能を利用でき、その後自動的に無料プランへ切り替わります。
A.はい、可能です。
Google公式との直接契約はクレジットカード決済のみですが、代理店を経由してご契約いただくことで、法人向けの一括購入や請求書払いが可能です。
Google Antigravityは、無料プランで基本機能を試せる一方、エージェント利用にはプランごとのレート制限が設定されています。実務で継続的に利用する場合は、用途や利用量に応じて適切なプランを検討することが重要です。
企業での全社展開にあたっては、Gemini EnterpriseやGoogle Cloudと連携した企業向けの管理環境を利用し、アクセス管理やセキュリティ、利用状況などの管理体制を整備することが欠かせません。
サテライトオフィスでは、ライセンスの一括管理や請求書払い、管理代行までトータルでサポートします。料金プランの選定や導入についてお悩みの企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
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