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第11回

Data Studio(旧:Looker Studio)とは?
できることや使い方を徹底解説!

Data Studio(旧:Looker Studio)とは?できることや使い方を徹底解説!Data Studio(旧:Looker Studio)とは?できることや使い方を徹底解説!

「Data Studioでできることは?」「Looker Studioとの違いがわからない」といった疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。

2026年4月、GoogleのBIツールである「Looker Studio」のプロダクト名が元の「Data Studio(データポータル)」に戻りました。今回の刷新では、AIとの完全融合により、誰もがチャット一つで高度な分析を完結できる真のセルフBIへと進化しています。

本記事では、名称の変遷から、進化したAI連携機能、Pro版との違いまで解説します。この記事を読めば、自社に最適なプランを自信を持って選択し、迷わずデータ活用の一歩を踏み出せます。

Data Studio(旧:Looker Studio)とは?

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社内に散らばった膨大な情報を、一目で状況がわかるレポートへ整えるツールが、Googleが提供するData Studioです。混乱しやすい名称の変遷と、関連ツールとの違いを解説します。

Looker StudioからData Studio

「Looker Studio」は、2026年4月のリブランディングにより、旧称である「Data Studio(データポータル)」へと再び名称が戻されました。

名称変更の理由として、上位のエンタープライズ向けツールである「Looker」との混同を避け、役割を明確にすることがあげられます。

さらに、Looker Studio時代に搭載された最新のAI(Gemini)連携機能や、強固なセキュリティを基盤に、手軽に使える分析機能を備えたツールへと進化を遂げました。

Data Studioと「Looker」の違い

Data Studioと上位版ツールLookerの決定的な違いは、スピードと統制のどちらを優先するかという点にあります。

  • Data Studio:スピードと手軽さのセルフBI
    担当者がデータをドラッグ&ドロップするだけで、スムーズなレポート作成が可能。Google広告やスプレッドシートとの連携に優れ、すぐにデータを可視化したいシーンに最適です。
  • Looker:正確性と統制のエンタープライズBI
    独自の言語(LookML)を用いてデータの定義を厳格に管理する、大規模組織向けのプラットフォームです。全社で正確な1つの数値を共有することに特化しており、Data Studioとはターゲットが異なります。

無料版と「Data Studio Pro」の違い

無料版とData Studio Proとの最大の違いは、組織運用に必要な「管理機能・セキュリティ・AI分析」が強化されているかどうかです。

個人利用や小規模なプロジェクトであれば無料版で十分対応可能です。しかし、全社的に導入し、データを組織の資産として守りたい場合はData Studio Proの導入が合理的な選択肢となります。

具体的に、Pro版では主に以下の機能が強化されています。

  • ・チームスペースによる組織管理
  • ・AIによる高度な分析・予測サポート
  • ・Google Cloud連携による強固な管理・セキュリティ

Data Studioでできること

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社内のあらゆるデータを集約し、分析業務を自動化することで、ビジネスの意思決定は圧倒的に加速します。Data Studioでできる、4つの主要機能を見ていきましょう。

柔軟なデータ加工

Data Studioの大きな強みは、異なる場所に保管されたデータを1つにまとめ、自社独自の視点で自由に加工できる点です。

たとえば、データブレンディングという機能を使えば、Google広告のコストデータと、自社システム(CRM)にある成約数を統合し、ツールをまたいだ獲得単価(CPA)をリアルタイムで可視化できます。

また、独自の関数を用いることで、自社のビジネスルールに基づいた複雑な計算式も作成できます。スプレッドシートへの書き出しや加工の手間が省け、見たい数字をダイレクトに確認できます。

AIアシスタント

AIGemini)との統合により、チャット形式でAIに指示を出すだけで業務が完了します。

たとえば「先月の店舗別の売上成績を、見やすい棒グラフにして」「先週の全社売上のなかで、一番伸びた項目を教えて」といった指示を出せば、AIが最適なグラフの種類を選定し、レイアウトまで自動で整えます。

さらに、数値に大きな変動があった際には、AIがその要因をテキストで分かりやすく解説する自動インサイト抽出も備えています。

運用の自動化

Data Studioを導入するメリットの一つが、手作業による集計からの解放です。

Google広告やSNS、データベースなど数百種類に及ぶデータソースと直接接続すれば、一度作成したレポートの数値は常に最新の状態に保たれます。これにより、毎日のコピペ作業やデータの転記ミスといったリスクを回避できます。

また、指定した時間にPDF形式で自動メール送信するスケジュール機能を活用すれば、報告業務の自動化が可能です。

高度な意思決定支援

未来の数値を予測して先手を打つための機能も充実しています。

将来のトレンドを予測するシミュレーション機能を使えば、どのペースなら目標達成できるかといった着地予想をダッシュボード上で簡単に行えます。さらに、数値の急激な変化をAIが検知して担当者へ即座に通知する機能も備わっています。

これにより、トラブルの早期発見や、予期せぬチャンスの兆しを逃さず把握できます。

  • ※Data Studio ProやLookerと連携することで活用可能になる高度機能です。

Data Studioの基本的な使い方

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Data Studioは直感的に操作できるツールです。迷わずレポートを完成させられるよう、4つのステップに分けて使い方を解説します。

【STEP1】データへの接続

【STEP1】データへの接続

まずは、可視化したい元データとData Studioを連携させます。コネクタ一覧からGoogle広告やGoogleアナリティクス、スプレッドシートなど、使用したいツールを選ぶだけです。

【STEP2】レポートのキャンバスと基本配置

【STEP2】レポートのキャンバスと基本配置

データが接続できたら、真っ白なキャンバスにグラフを並べていきます。パネルから棒グラフ、時系列グラフ、重要な数字などを選び、キャンバスへドラッグ&ドロップするだけです。

2026年よりAIに下書きを作らせることが可能になりました。白紙の状態から作らなくても、指示するだけで最適なグラフ配置を提案してくれます。

【STEP3】ディメンションと指標の設定

【STEP3】ディメンションと指標の設定

グラフを配置したら、表示する項目を細かく設定します。何を軸にするか(ディメンション)と何の数字を出すか(指標)を明確にすることが重要です。

【STEP4】フィルタとコントロールの設置

【STEP4】フィルタとコントロールの設置

レポートを閲覧する人が、必要な条件で数字を絞り込めるように仕上げます。画面上部に期間コントロールやドロップダウンリストを設置しておけば、自由に切り替えてデータを分析できます。

レポートは閲覧権限を設定するだけで、社内での共有が可能です。

【業種・部門別】
Data Studioのビジネス活用事例

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Data Studioを導入することで、具体的にどのような業務効率化が実現するのか、代表的な活用シーンを紹介します。

【マーケティング部門】
複数媒体の成果を一元管理

多くのマーケティング現場では、Google広告、Meta広告、LINE広告の数値をバラバラに集計しており、全体の投資対効果(ROAS)が見えにくい点が課題です。

Data Studioへ全媒体のデータを統合すれば、集計作業を大幅にカットし、予算消化と成果をリアルタイムに比較できます。

AIによるインサイト抽出を活用すると、成果の要因分析が瞬時に完了し、次の施策へのスピードを向上させます。これにより、予算をより効果的な場所へ分配できます。

【営業・経営部門】
スプレッドシート管理からの脱却

売上進捗のスプレッドシートでの管理が定着している一方で、手入力での入力漏れや計算ミスは防ぎきれません。

営業担当者が入力するスプレッドシートやSFA(営業支援システム)をData Studioに直接接続すれば、常に最新の進捗を社内で共有できます。

AIエージェント機能を活用すれば、蓄積されたデータから月末の着地予測も自動で算出でき、データに基づいた経営判断が可能です。

【情シス・バックオフィス部門】
社内インフラの利用状況を可視化

新しいシステムに対し、社員がどの程度活用できているか、DXが浸透しているかといった客観的なデータが乏しい場合、費用対効果の判断ができません。

情シス部門では、管理コンソールのデータをData Studioに接続することで、組織全体や部署ごとのWeb会議の時間、ファイル共有数などを確認できます。

これにより、活用が進んでいない部署への重点的なサポートや、不要なライセンスの削減が容易になります。

Data Studioの料金体系とプランの選び方

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Data Studioは無料で利用できますが、組織規模やセキュリティ要件に応じてPro版という選択肢もあります。

無料版|個人・小規模チームに最適

無料版であっても、作成できるレポート数や接続できるデータソースの数、共有できるユーザー数に制限はありません。個人での分析や、数名の小規模なチームで運用する分には、無料版でも十分に構築・運用することが可能です。

初期費用・月額費用ともにゼロで始められる手軽さは、他のBIツールにはない圧倒的なメリットです。

Data Studio Pro|組織管理を強化

Data Studio Proの料金は、1ユーザーあたり月額9ドル(約1,400〜1,500円)です。

無料版からの切り替えは、以下の点を基準にチェックしてみましょう。

  • ・所有権を組織に紐付けたいか
  • ・AIによる将来予測や異常検知を業務に活用したいか
  • ・モバイルアプリでの閲覧や、強固な権限管理が必要か

組織としてのデータ基盤を固め、属人化を防ぎたい場合はPro版の導入をおすすめします。

サードパーティコネクタ|
外部ツール連携時の追加費用

InstagramやX(旧Twitter)などのSNS、Amazon、あるいはHubSpotなどのCRMデータを直接取得したい場合、外部企業が提供する有料コネクタが必要になることがあります。ツールにより異なりますが、価格は月額数千円〜が一般的です。

自社に最適なコネクタの選定や、無料版からPro版への切り替えに迷った際は、導入支援の実績や、専門知識を持つプロに相談してみるのも一案です。

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Data Studioを利用する際の注意点

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Data Studioは便利なツールですが、導入・運用時にはあらかじめ知っておくべき注意点がいくつかあります。

データの反映タイミング(キャッシュ)の理解

Data Studioに表示される数値は、接続先の設定やデータの種類によって、最新数値の反映までに数分から数時間のタイムラグ(キャッシュ)が発生する場合があります。

常に最新の情報が必要な現場では、画面上での手動更新が必要になりますが、より高度な運用を目指すなら、Google Cloudのデータウェアハウス「BigQuery」と連携させたデータ基盤を構築するのが合理的です。

サテライトオフィスでは、膨大なログデータの自動連携設定など、リアルタイム性を重視した専門的な構築支援も行っています。

大量データ接続時の表示速度への配慮

数十万行を超えるような膨大なデータの結合や、複雑な関数を多用したレポートは、表示や操作の動作が重くなる原因になります。快適な閲覧環境を維持するためには、Data Studioに読み込ませる前に、元データ側で前処置を済ませておくことが大切です。

データを可視化しやすい形に集約・加工するアドオンツールを、元データ側に導入しておくと、スムーズな動作を維持できます。

Pro版導入における決済手段の確認

有料のData Studio Proを導入する際、Googleとの直接契約ではドル払いかつクレジットカード決済が基本です。請求書払いが習慣化している日本の企業にとっては、この点が導入の障壁となることも少なくありません。

こうした運用の手間を省くには、請求代行サービスの活用が便利です。サテライトオフィス経由で導入すれば、日本円での請求書払いができるため、社内の経理手続きをこれまでと同様に進められます。

ウェブ上の旧名称(旧情報)による混乱

2026年の再改称により、インターネット上には「Googleデータポータル」や「Looker Studio」時代の古い設定解説が混在しています。

古い情報を参考にすると、メニューの配置が異なっていたり、最新のAI機能を見落としたりと、設定作業そのものが時間の浪費になりかねません。

Google Premier Partnerとして最新仕様に精通したサテライトオフィスは、設定ミスを未然に防ぎ、最短ルートでデータ活用を定着させるためのお手伝いが可能です。

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新生Data Studioでデータ経営を加速させよう

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2026年4月に刷新されたData Studioは、AIと自動化を駆使し、誰でも直感的にデータ活用ができるツールへと進化しました。無料版で手軽に始めるのも、Pro版で組織管理を固めるのも、自社の状況に合わせた最適な選択が可能です。

導入や請求書払い、データの基盤構築で迷った際は、Google Premier Partnerサテライトオフィスへご相談ください。最新仕様に精通したプロが、貴社のDXを最短ルートで支援します。

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