株式会社美十 様

導入企業:株式会社美十 様

マルチブランド戦略を支えるグループウェアとしてGoogle Workspaceを採用
DX化の実現に向け、サテライトオフィスのアドオンツールを全面活用

「つぶあん入り生八つ橋 おたべ」」や「京ばあむ」など観光みやげで知られる株式会社美十。マルチブランド戦略を支えるグループウェアとしてGoogle Workspaceを採用するとともに、ワークフローをはじめ、サテライトオフィスのアドオンツールを幅広く導入拡大。業務効率化を図るとともにDX化を推進している。

貴社の概要・特長について教えてください

「おいしさをはこび よろこびを創る」という経営理念を掲げ、「つぶあん入り生八つ橋 おたべ」や「京ばあむ」をはじめとした観光みやげ事業や洋菓子ブランド事業、OEM事業を展開しています。近年はラ・テールやエピナールといったグループブランドや沖縄マーケットへの進出など幅広く事業拡大を進めています。

  • 商品群
Google Workspace及びアドオンツールを導入したきっかけは?

マルチブランド戦略を支えるため、以前よりグループウェアの活用による業務効率化を図ってきました。ただ、利用していたオンプレミス型の製品の使い勝手が悪く、サーバー障害で業務が停止するリスクがありました。導入検討時には、災害時の事業継続計画、いわゆるBCP対策も急務となっており、その意味でもクラウドに移行したいという思いがありました。そこでクラウドベースのグループウェアに移行し、ワークフロー機能の活用などによりさらなる業務効率化を目指すことになったのです。店舗や工場、本社の管理部門など、業務形態が異なるスタッフが在籍する弊社では、ITが社内に浸透していないという背景もあって全社的な活用は進んでいませんでした。ただ、ITに抵抗を持たない若い世代の従業員が増えたことや、経営層がITの活用について前向きだったこともあり、ツールやシステムを試しやすい社風は確立できていました。グループウェアの刷新にあたっても、情報システム部主導で検討を行い、ユーザーの立場から製品選定を進めることができました。

株式会社美十 様株式会社美十 情報システム部 課長 橋本 哲 氏
採用の決め手となったのは?

2011年にサテライトオフィスが提案した「Google Workspace(当時の名称は「Google Apps」)を採用しました “機能・サポート・コスト面での総合力”、なかでもサテライトオフィスのサポート力を高く評価した結果でした。業務ごとの慣習、たとえばカレンダーは月曜日始まりなど細やかにカスタマイズできることも重要でした。サテライトオフィスはそうした要望を真摯に聞き、1つ1つ丁寧に回答してくれました。そこが採用の決め手になったと思います。
紙を用いた業務からの脱却を図るためワークフローシステムの導入も検討しており、サテライトオフィスがGoogle Workspaceのワークフローアドオンを提供していたことも採用を後押しする要因となりました。豊富なテンプレートが用意されており、それを参照にすればすぐに自社の業務に適用することができましたし、サポートの力もあって、組織ごとに異なる複雑な階層構造をワークフローに落とし込むことができています。

Google Workspaceとアドオンツールの概要、現在の運用状況について教えてください。

効果的な活用がなされていない部署に対してグループメールアドレスを付与し、1つのアカウントを共有するといった利用環境の整備も進め、社員が約300名に増えた現在も、導入当初とほぼ変わらず約220アカウントのままで運用を続けています。
現在の利用状況は、社内ポータルの構築によるグループ会社情報・社内情報の共有をはじめ、スケジュールや掲示板、設備予約といった機能を活用しています。ワークフローを構築し本社の管理部門から店舗の接客販売スタッフ、工場の製造スタッフまで、多様な業務の効率化を支援しています。
サテライトオフィスが提供するアドオンの活用も拡大しています。ワークフロー機能をはじめ、シングルサインオンや、誤配信防止・メール暗号化を実行できる「Active Vault」「Active gate」、標的型攻撃メール訓練サービスなど、セキュリティ強化に有効なアドオンを導入しています。
また、「遠隔サポート機能 for Help U」を導入し、Google Workspaceと連携させることでリモートでの問い合わせ対応、特にPC周りのトラブルへの対応がスムーズに行えるようになりました。サテライトオフィスさんに弊社の要望に合わせたカスタマイズを施していただき、“かゆいところに手が届く”リモートサポートツールとして活用させていただいています。

社員からの評価・評判について。Google Workspaceとアドオンツールの使い勝手などの評価はいかがですか?

オンラインで各種承認やメールチェックができるようになったことを喜ぶ声が多いです。たとえば稟議書の承認をすぐにほしいという場合に、これまでは上長が外出していて対応が遅れ、ビジネス機会の損失を招くことがありましたが、こうしたリスクはかなり改善されました。
また、2020年以降のコロナ禍では重要な役割を果たしました。対面のコミュニケーションが難しくなったことで、Google Meetの活用が一気に浸透しました。社内でその便利さが周知されたことで、コロナ禍が収束した後もビデオ会議は積極的に使われています。現在はChromebox for Meetingsも導入し、各拠点で利用しています。

今後、Google Workspaceとアドオンツールに関連するサービスを追加、新規導入される予定は?

10年以上にわたり培ってきたGoogle Workspaceの運用ノウハウを活かし、今後もユーザー目線でのIT活用、DXを推進し期待と考えています。入退社の管理や、AD連携、昨今流行の生成AIの活用など、Googe Workspace+アドオンで実現したいことはたくさんあります。情報システム部としては、スマホアプリの使い勝手を向上させ、どこにいても簡単に情報確認や承認処理が行える業務環境を構築したり、Google Workspaceの掲示板機能を活用して営業資料の可視化を実現したりといった、ビジネスチャンスの拡大につながる施策を打ち出していければと考えています。また、将来的には弊社の基幹システムとの連携を深めて、さまざまなデータを自動で集約・活用できる仕組みの構築を目指していきたいと思います。

サテライトオフィスに期待することは?

Google Workspaceは機能が多く、多数のアドオンも提供されているため、どの機能をどう使えばよいのかを把握することすら難しい状況です。効果的な活用を実現するための知識を身につけることも大変で、サテライトオフィスさんには、具体的な活用方法も含めた提案を期待しています。レスポンスの早さなど、サポート力の高さは十分に実感しておりますので、より踏み込んだ支援で、当社のDX実現に向けた取り組みに伴走していただければと思っています。

基本データ
  • ●創立:1965年8月
  • ●社員数:335名(2025年4月1日現在)
  • ●所在地:京都市南区西九条高畠町35-2
  • ●導入アカウント数:220アカウント

株式会社美十
【ホームページURL】
https://www.bijuu.co.jp/

TOPへ
GoogleEnterpriseProfessional Google Apps for Business