株式会社P-UP World 様

導入企業:株式会社P-UP World 様

安全性と利便性を両立したGoogle Workspaceを導入
アドオン導入をきっかけにサテライトオフィスの手厚いサポート力を実感

携帯電話販売代理店として創業し、現在はB to B事業も含め6事業を展開する株式会社P-UP World。業務環境の刷新の一環としてGoogle Workspaceを導入後、サテライトオフィスとの出会いから、2024年に既存ベンダーからの契約変更とアドオンツールの導入を決定。サテライトオフィスの手厚いサポートでスムーズな導入とシステムの管理分担を実現している。

株式会社P-UP World 様取締役専務執行役員 石黒文三枝氏
貴社の概要・特長について教えてください。

株式会社P-UP Worldは携帯電話販売代理店として1998年に創業、主にB to C事業をベースに事業を拡大させてきました。現在では、国内大手キャリアショップの運営代理店である株式会社ピーアップ、学童保育型英会話スクールを運営する株式会社Kids-UPのほか、組織コンサルティングを提供する株式会社P-UP neoなどB to B事業にも進出し6事業を柱として展開しています。

Google Workspace及びアドオンツールを導入したきっかけは?

もともとMicrosoft Officeを中心に業務環境を整備してはいましたが、さまざまなツールを横断して利用することが煩雑になり、2014年にG Suite(現Google Workspace)への一本化を図りました。1つのサービスにログインすれば、メールもスケジュールもワークフローも利用できる環境を構築でき、メール環境の統合も可能になったのでとても便利になりました。
一方、Google Workspaceを導入したことで利便性は高まったものの、セキュリティ面では不安が残りました。店舗などの拠点アカウントはIPアドレス制限でログインを制限し、個人アカウントは個人を認証する形式にしていましたが見直しが必要になりました。新規事業の立ち上げで非常に忙しいなか、ノートPCをオフィスに忘れてしまった従業員がネットカフェからGoogle Workspaceにログインしたことが発覚したのです。会社から貸与したPCやスマホでなくてもログインできる環境だったのが原因です。これを機にデバイス制御をしなければならないという危機感が強くなり、セキュリティ強化に向けたアドオン導入の検討が本格的に始まりました。

サテライトオフィスを選定した理由は?

サテライトオフィスと2023年に出会いました。株式会社Moto-UPというバイクのパーツ販売やメンテナンスを行う事業ではバイクレースのスポンサードも行っていますが、その所属レーサーの1人がサテライトオフィスの原口豊社長と同郷だったということもあり、個人スポンサーになっていただきました。セキュリティの課題を話す中で、サテライトオフィスが端末認証もできるGoogle Workspaceのシングルサインオン(SSO)を提供していると知りました。その後、更新時期に合わせてGoogle Workspaceの契約先をサテライトオフィスに乗り換えることを決定。2024年9月より、「サテライトオフィス・シングルサインオン for Google Workspace」の利用も含めた現在の体制へと移行しました。また、アカウント数に応じたプラン変更・価格変更の必要性があったことを教示してくれるなど、以前契約していた会社とのサポート面での違いも大きな決め手になりました。
以前のベンダーは“販売窓口”といったイメージで、技術的な質問に答えてもらえませんでしたし、教育的なサービスもありませんでした。メールでサポートを受けていたのですが、「なぜそうなるのか」、「どういう仕組みなのか」、「どうすればセキュリティを強化できるのか」などがわからない。サテライトオフィスはそうした技術的なサポートを手厚く提供してくれています。

導入決定から、本格運用開始までの期間は? また、導入時に悩んだ点、苦労した点があれば教えて下さい。

前ベンダーとの契約が3年契約だったため、導入決定は早かったのですが、変更はその契約終了後となりました。乗り換え前に半年ほどやりとりした後、シングルサインオンの導入と落とし込み、認証コードの発行などを行い、全員に浸透させるのに1カ月程度かかりました。基本的に自社で各種設定を行うのですが、うまくできない場合はミーティングを行って、手取り足取り教えてもらえました。本社従業員など個人に付与するアカウント数は前回導入時と大きな変化はありませんでしたが、事業拡大に伴って拠点数が増えた関係で全体のアカウント数は400以上になっていたので、サテライトオフィスのサポートはとても助かりました。

株式会社P-UP World 様
現在の運用状況について教えてください。

Google Workspaceの付与対象者は以前と変わりません。もともと店舗やスクールなど複数の者がアクセスするアカウントはIPアドレス制限をかけていたため、ある程度のセキュリティは担保していましたが、サテライトオフィスのSSOを導入した事により、個々に貸与しているアカウントのセキュリティが強化されました。以前より貸与PCも全員ノートブックにしていたため、さらにセキュリティも強化され、従業員の意識も高くなったと思います。

担当者として、Google Workspaceを導入してよかったと思ったことは?業務に変化はありましたか?

Google Workspaceのさまざまな機能を知るようになり、管理の分担が行えるようになりました。以前は総務がGoogle Workspaceの管理を全体的に請け負っていたのですが、アカウント管理は総務部、セキュリティや監査は監査部、加えて、ISMS委員会でポリシーを策定するといったかたちで、管理体制を分担できるようになったのはとてもよかったです。

社員からの評価・評判について。Google Workspaceとアドオンツールの使い勝手などの評価はいかがですか?

「サテライトオフィス・シングルサインオン for Google Workspace」導入後も変わらずメールやスケジュール、ChatやMeetなどが日常的に利用されています。現場からは「自宅にある私物PCでログインできなくなって不便だ」と言われることもありますが、これは狙い通りに機能しているということなので諦めてもらっています。

株式会社P-UP World 様
導入後の運用面で、何か気を付けている点があれば教えて下さい。

これまでadmin権限が必要な担当者はすべて特権管理者にしていたのですが、一般管理者権限で対応できることがわかりました。今は必要な部分の権限だけを付与するロールを作って適切に配布しようと考えています。今後はM&Aのときに相手企業がMicrosoft 365を利用していればGoogle Workspaceに乗り換えてもらう作業も発生しますから、今はほかの機能も含めGoogle Workspaceの理解を深めることが先決だと考えています。また、AIについては業務の役に立つようなら使いたいと思います。

今後、導入する企業へのアドバイスがあれば教えて下さい。

社内にGoogle マスターと呼べるような人がいたら、Google Workspaceは本当に利便性の高いサービスだと思います。弊社の場合はアドオン導入をきっかけにサテライトオフィスのサポートを受けられるようになったことが財産になっていると感じています。現在、現場の連絡用にLINE WORKSもサテライトオフィスから導入していますが、どのサービスを利用する場合でもサポート力が高く、わからないことがあればサテライトオフィスに尋ねてみると全部解決できてしまいます。「もっと早く導入したらよかった」と感じています。

基本データ
  • ●創立:1998年11月
  • ●社員数:1600(連結)
  • ●所在地:東京都足立区千住1−4−1
  • ●導入アカウント数:416

株式会社P-UP World
【ホームページURL】
https://www.p-up.world/

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