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サテライト・オフィス(Google Apps,Amazon EC2)トップ実績紹介 > オムロン株式会社:汎用センサー事業部 代理店向けBtoB情報サイト

実績紹介

オムロン株式会社:汎用センサー事業部 代理店向けBtoB情報サイト

DBを使わずに低コストかつ利便性の高い情報公開サイトを実現

オムロンの汎用センサ事業部では、2009年11月より顧客や代理店向けの製品情報公開サイトを稼働した。各種センサ製品を掲載しているこのサイト、実はDBを使わずに低コストかつ利便性を追求するという、従来の常識を覆す構築方法が用いられている。

情報公開サイトの見直しでは予算が大きな壁に

オムロンの中でも、ファイバセンサ、光電センサ、近接センサ、ロータリーエンコーダーといった数多くのセンサ部品を取り扱っているのが汎用センサ事業部だ。同事業部ではこれまで顧客および代理店向けのサイトを通じて、各種センサ部品に関する技術情報や生産中止製品の情報を提供してきた。しかし、従来のシステムには画面表示のレスポンスが悪かったり、サイトの修正やカテゴリ追加に手間がかかったりと、いくつかの課題が生じていたのである。こうした背景から、汎用センサ事業部ではシステム自体を含む情報公開サイトの見直しを検討し始めた。

オムロン 汎用センサ事業部 森藤まどかさん

オムロン 汎用センサ事業部
森藤まどかさん

情報公開サイトにおいて、改善のポイントは大きく2つある。まず、汎用センサ事業部でデータの入力や管理がしやすい体制を構築すること。そして最も重要なのが、利用者側の使い勝手を向上することだ。こうした点から、汎用センサ事業部では利用者側の意見を取り入れるべく、約半年の期間をかけて必要な機能などのアンケートを実施。続いて複数ベンダーのソリューション比較へと移行していったが、ここで予算に関しての問題が浮上する。

汎用センサ事業部の森藤まどか氏は当時の様子を思い出しながら「プロジェクト自体に『とりあえずやってみよう』というプロトタイピングモデル的な要素が強かったため、どうしても多額の費用捻出が難しい状況でした」と語る。

低価格と利便性を両立する「Google Apps」との出会い

莫大な予算をかけることなく、利便性の高い情報公開サイトを構築したい。一見すると実現不可能な内容にも思えたが、Googleが提供している企業向けアプリケーションサービス「Google Apps」の登場によって、その悩みは一気に解決へと向かうことになる。Google Appsの場合、データはGoogleのサーバ内に格納されるため、データセンターやサーバ設置にかかるイニシャルコスト、そして企業内のシステム保守にかかるコストが一切不要。企業ユースに適した有料版「Premier Edition」のライセンス料金は99アカウント以下で1アカウントあたり年間50米ドル、100アカウント以上で年間6000円と非常にリーズナブルだ。しかも企業向けというだけあり、米国基準のサーバで重要なデータもしっかりと保護してくれる。

もちろん、いくら価格が安くても情報公開サイト向けの機能が伴っていなければ意味がない。そこで汎用センサ事業部は専門家の意見を求めるべく「Google Apps for Business」の正式販売代理店であるベイテックシステムズに協力を依頼した。

ベイテックシステムズ 代表取締役社長 原口豊氏

ベイテックシステムズ
代表取締役社長 原口豊氏

新たに情報公開サイトを構築する上で気になっていたのは、Excelで作成済みの既存データが流用できるかという点だ。各種センサ部品のデータは膨大な量におよぶため、これらを手動で入力していてはかなりの手間を要するし、なによりミスを誘発する危険性がある。しかし、汎用センサ事業部のこうした懸念はあっさりと解消された。Google Appsには、Excelのデータをそのまま「Googleドキュメント」のスプレッドシートにインポートできる機能が搭載されているからだ。また、標準でサポートされていないような細かい部分も「Google App Engine」と「Google Spreadsheets API」の組み合わせによってカバーすることができる。

今後は動画解説など更なる機能拡張も予定

完成したWebのトップページ

完成したWebのトップページ



Excelでデータの更新を行っている生産中止情報一覧

Excelでデータの更新を行っている
生産中止情報一覧

ベイテックシステムズの提案を受けた汎用センサ事業部では、データ移行についても特に問題がないと判断。Google Appsを用いた情報公開サイトの構築に着手する。実際の構築方法は、まず製品情報がまとめられた既存のExcelデータを「Googleドキュメント」のスプレッドシートにアップロード。続いて「Googleサイト」でサイト構築を行い、Google App EngineとGoogle Spreadsheets APIを用いながらスプレッドシートの内容をサイトに反映させる形式で進められていった。こうして完成した情報公開サイトは2009年11月6日のプレオープンを経て、12月より本格稼働を開始している。

Google Appsによって実現した新たな情報公開サイトについて森藤氏は「今まではデータベースといえば多大な手間・時間・費用が必要で、更新作業も難しいといったイメージがありました。しかし、Google Appsはこうしたネガティブな印象を払拭すると同時に『早く・軽く』という私たちの要望を見事に叶えてくれたのです」と語る。
当初懸念されていた費用については、他社ベンダーが提供するサーバ設置型のソリューションに対してイニシャルコストが約1/3まで抑えられたほか、1ヶ月あたりの運用費も1/3程度まで削減。実際の作業期間は1ヶ月程度で、ヒアリングなどを含む全体の導入スケジュールについても半分ほどの期間で済んだそうだ。

運用方法としては、ソースとなるExcelデータを多人数で作成し、それを3名ほどの担当者がGoogleドキュメントのスプレッドシートにアップロードする手法を採用。新製品のリリースや生産中止などに応じて、3ヶ月に1度くらいのペースで更新が行われていく予定だ。
また「センサという製品自体が理解しづらい側面を持っているので、動画で分かりやすく紹介するようなコンテンツも考えています」と、今後の機能拡張について語る森藤氏。このようにGoogle Appsは、低価格で利便性の高いサイト構築が行えることに加え、動画配信など連携サービスが充実しているのも大きなメリットといえるだろう。

<本事例の取材対象者>
オムロン株式会社
汎用センサー事業部 森藤まどか様

オムロン株式会社 実績紹介http://www.omron.co.jp/

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